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研修
「ノーリフティングケアを学ぼう」
健祥会トゥモローホールで研修会

徳島県介護実習・普及センターで、2024年度福祉用具テーマ別セミナー「ノーリフティングケアの基礎知識を学ぼう」が開催されました。公益財団法人テクノエイド協会主催・徳島県介護実習・普及センターの共催です。ノーリフティングとは、医療や福祉の現場から腰痛をなくす取り組みそのものを指す言葉、介護する側される側、どちらにも優しい介護を実現するものです。
講師を務めてくださったのは、一般社団法人ナチュラルハートフルケアネットワーク 代表理事 下元佳子先生と理事・統括部長 福島寿道先生。健祥会トゥモローホールを会場に、県内外より介護福祉士や理学療法士、福祉用具プランナーなどの資格を持つ受講者が参加しました。

講義 「ノーリフティングの本来の目的と必要性」
実技 「身体の使い方」「ベッド上でのノーリフティングケア」「移乗におけるノーリフティングケア」

講義では、ノーリフティングの目的と必要性、その普及・定着・継続の実現について学び、のち実習室へ移動。4グループに分かれてスライディングボードやスライディングシートの実技演習行いました。参加者同士の演習により、介護する側、される側どちらも体験することでお互いの技術を確認し、ノーリフティングケアの重要性を認識できたようでした。介護リフトメーカー5社による製品説明と実演、実技演習も行われました。

参加者からは「利用者様のためだけでなく、職員の健康のためにも福祉用具の活用を推進しなくてはいけないと再認識した」「福祉用具を選択するのは利用者様ではなく職員だからこそ、実技を通して体験・理解できて有意義だった」「組織全体でノーリフティングケア活用の風土づくりをしていきたい」など、たくさんの前向きな声があがっていました。

「原則として人力による人の抱上げは行わせないこと」と厚生労働省も謳っているように、ノーリフティングの時代です。(厚生労働省「職場における腰痛予防対策指針」より)
簡単な福祉用具で実現するノーリフティングケアに取り組まない手はありません。
利用者様へ安全・安心な介護を!介護者に腰痛のない介護を!今日の学びを施設に持ち帰り、福祉器具を有効活用して、しっかりとノーリフティングに取り組んでまいります。